株式会社ZEAR
代表取締役社長 田嶌 哲朗 様（中央左）
営業部 リーダー 髙橋 良介 様（左）
運用部 チーフ 丸山 楓 様（右）
アドミル株式会社
代表取締役社長 大曽根 太郎（中央右）
Web広告の運用において、避けては通れないのが「薬機法（旧薬事法）」や「景表法」といった法律の壁です。
特に近年、媒体側の審査基準は厳格化の一途をたどり、一度のアカウント停止（BAN）が事業存続に関わるほどのリスクとなっています。
しかし、審査の厳しさは必ずしもネガティブな要素だけではありません。クリーンな表現で審査を通過することは、結果として「ユーザーからの信頼」を獲得し、「LTV（顧客生涯価値）の高い顧客」を集めることにも繋がります。
今回は、インターネット広告代理事業と自社D2C事業の双方を展開する株式会社ZEAR様にインタビューを実施。
AIリーガルチェックツール「アドミル」を導入後、「直近半年間の審査落ちゼロ」「新卒メンバーでも即戦力化」という劇的な成果を上げた裏側について、その具体的な活用法と成功の秘訣を深掘りしました。
導入前の課題：Yahoo!広告でのBANリスクと、属人化する法務知識
アドミル 大曽根：本日はよろしくお願いいたします。まず「アドミル」導入前、現場では具体的にどのような課題に直面していましたか？
田嶌氏： 最大の課題は、「広告審査リスク」と「チェック体制の属人化」でした。
特に健康食品や化粧品を扱う通販クライアント様が多いため、薬機法・景表法の遵守は必須です。
しかし過去には、表現の抵触によりYahoo!広告のアカウントが停止（BAN）されてしまった経験がありました。
一度アカウントが止まると、売上がゼロになるだけでなく、クライアント様からの信頼も損ないます。そのため、非常に慎重にならざるを得ませんでした。
アドミル 大曽根：アカウント停止は事業にとって大きな打撃ですね。当時はどのように対策されていたのでしょうか？
田嶌氏：はい。売上が止まるだけでなく、クライアント様からの信頼も損ないます。そのため、「絶対に審査を通さなければならない」というプレッシャーから、非常に慎重にならざるを得ませんでした。 対策として弁護士確認や、社内の詳しいメンバーによる目視チェックを行っていましたが、ここには「タイムラグ」と「属人化」という限界がありました。
広告運用はスピードが命ですが、弁護士確認には数日かかります。
また、社内チェックも特定の詳しい人間に業務が集中してしまい、「その人が不在だと入稿できない」というボトルネックが発生していました。これでは、市場の変化に対応できないという焦りがありました。
導入の決め手：文脈を理解する精度
アドミル 大曽根：様々な解決策がある中で、なぜ「アドミル」を選ばれたのでしょうか？
田嶌氏： 実は、導入前にある出来事がありました。 取引先から広告クリエイティブの修正依頼を受けた際、非常に具体的かつ的確な指摘が入った「チェックシート」が送られてきたのです。
単なるNGワードの指摘だけでなく、「なぜその表現がNGなのか」「どう言い換えれば適法かつ魅力的になるか」が示されていました。
「これはどのツールを使っているんですか？」と尋ねたところ、それが「アドミル」の出力結果だったのです。
アドミル 大曽根：実際の「成果物」を見て興味を持たれたのですね。他社ツールとの比較はされましたか？
田嶌氏： はい、数社のツールを比較検討し、無料トライアルなども試しました。
しかし、他社のツールは単語単位での単純な置換提案が多く、文脈を読み取った指摘ができていないと感じることがありました。
その点、アドミルは「なぜその表現がNGなのか」「代替表現として何が適切か」という精度の高さが群を抜いていました。
プランの柔軟性が高く、コストパフォーマンスに見合うと判断したことも導入の決め手となりました。
導入後の効果：審査否認率が激減し、PDCAスピードが加速
アドミル 大曽根：実際に導入されてから、数値的な成果や変化はありましたか？
田嶌氏： 最も驚いているのは、導入後の直近半年間、媒体審査での「審査落ち」が一度もないという点です。
以前は、自信を持って入稿しても「掲載不可」となるケースが散見されましたが、現在は入稿前の段階でアドミルがリスクを潰してくれるため、「一発合格」が当たり前になりました。
これにより、再審査にかかる数日間のロスがなくなり、PDCAを回すスピードが劇的に向上しています。
商標対策が必要な案件や、過去にYahoo!広告での出稿を断念していたクライアント様の案件でも、アドミルを通すことで無事に出稿まで漕ぎ着けることができました。
アドミル 大曽根：社内の業務フローや、メンバーの意識にはどのような変化がありましたか？
田嶌氏：「新人教育の自動化」に近い効果が出ています。
これまでは、新入社員が作った原稿を先輩がつきっきりで修正していましたが、現在は「まずは自分で記事を書き、アドミルでチェックして修正する」というフローが定着しました。
アドミルは修正理由も教えてくれるため、使えば使うほどメンバー自身の知識も深まります。
入社1年目のメンバーでも、法務リスクを過度に恐れることなく、伸び伸びとクリエイティブ制作に集中できるようになりました。
「法務チェックはAIに任せて、人間はより訴求力の高い企画を考える」という理想的な分業ができています。
アドミル 大曽根：審査通過率だけでなく、広告の「質」に関してはどうお考えですか？
髙橋氏：ここが非常に重要なポイントなのですが、アドミルを導入してから「クリーンな表現で正しく勝つ」ことの重要性を再認識しました。
以前は、ギリギリの過激な表現を使ってでも獲得数を追うような風潮が業界全体にありました。
しかし、そういった広告で獲得したユーザー様は、期待値とのギャップから解約率が高くなったり、クレームに繋がりやすかったりします。
逆に、Yahoo!広告のような厳しい審査基準を、アドミルを使ってクリーンな表現でクリアした広告は、ユーザー様に正しい情報が伝わっているため、結果としてLTV（顧客生涯価値）が高く、定着率の良いお客様を獲得できています。
アドミル 大曽根：「審査の厳しさ」を「質の担保」に変えたわけですね。
田嶌氏：その通りです。厳しい審査基準は、裏を返せば媒体の信頼性の証でもあります。アドミルを使うことで、その高い基準をクリアし、クライアント様にも「安心かつ高品質な顧客獲得」を提供できるようになりました。
組織への影響：新人教育のコスト削減とナレッジの標準化
アドミル 大曽根：社内の業務フローや、メンバーの意識にはどのような変化がありましたか？
丸山氏：「新人教育の自動化」と「ナレッジの標準化」が進みました。 これまでは、薬機法の知識がない新入社員が作った原稿を先輩がつきっきりで修正していましたが、現在は「まずは自分で記事を書き、アドミルでチェックして修正する」というフローが定着しました。
アドミルは「なぜ修正が必要か」という理由も教えてくれるため、使えば使うほどメンバー自身の知識も深まります。社歴や職種を問わず、誰もが高品質な広告を提供できる仕組みが整ったことで、入社1年目のメンバーでも法務リスクを過度に恐れることなく、伸び伸びとクリエイティブ制作に集中できています。
今後の展望：クライアント・メディアと共に「市場をきれいにする」
アドミル 大曽根：最後に、今後のアドミルの活用方針をお聞かせください。
田嶌氏：今後は社内だけでなく、クライアント様やASP事業で連携するメディア様にも、この「クリーンな広告運用」の輪を広げていきたいと考えています。 実際、メディア様への修正依頼にアドミルの共有機能を使い始めており、「なぜ修正が必要か」を共有することで、パートナー全体のレベルアップを図っています。
広告業界は法規制の変化が激しい世界ですが、アドミルがあれば常に最新の基準に沿った運用が可能です。これからもアドミルをパートナーとして、業界全体の健全化に貢献しながら、クライアント様の売上最大化を支援していきます。
株式会社ZEAR様、貴重なお話をありがとうございました！
「審査落ちゼロ」という実績の裏には、単なる効率化だけでなく、「クリーンな表現で信頼を勝ち取る」という本質的な戦略がありました。 AIによるチェック体制の構築は、リスクヘッジにとどまらず、組織の教育、そして顧客満足度（LTV）の向上に直結する投資と言えるお話を聞けました。
広告運用の現場で「審査落ち」や「法務チェック」にお悩みの方は、ぜひAIリーガルチェックツール「アドミル」の導入をご検討ください。
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